ふくらはぎがつる原因は?

夜寝ている時、明け方にふくらはぎがつったことはないでしょうか?
ここ最近よくつりますという方にお会いします。

今回は足がつる中でも、ふくらはぎがつる時のお話です。


こむらがえり。医療現場では腓腹筋痙攣、有痛性筋痙攣、という名前呼ばれます。
中医学では転筋(てんきん)と呼ばれます。
こむらがえりの「こむら(腓)」はふくらはぎの事です。
原因は色々とあるとされ、はっきと原因がわからない事もあります。

この時期起きやすいのが、冷房による足元の冷えによる足のつりです。
暖かさが身体から失われると、身体の中の生理物質が動きにくくなり、
痛みや引きつりの原因となりうると言われています。
 猛暑が続くこの夏、冷房をつけない日はありません。
室内、公共の交通機関等、冷房にさらされている時間が多いと思います。
冷気は下に溜まるため、自分が思っているよりも足元は冷えています。
 連日の暑さで、お散歩や運動も控える方も増え、身体全体の動かす力が落ち、
筋肉はより固まりやすい方向に傾いています。
 さらにアイスや冷たい食事、飲み物を召し上がっているようでしたら尚更です。
整形外科などで芍薬甘草湯が処方される事もありますが、
まずは動かす、温める事から挑戦してみてはいかがでしょうか?
 お仕事でデスクワークの方にはレッグウォーマーをおすすめしています。
 また、水分のとり過ぎはもちろんよくありませんが、あまりにも取らないのも原因となります。
血液の濃度が高まり流れにくくなってしまうからです。
 水分は氷の入れていないお水、カフェインのない飲み物をおすすめしています。

 寝る前の足指のグーパー(できればチョキも!)体操、

足首をあげたり下げたりする体操もおすすめです。

 ベッドに横になってから、足指のグーパー体操を毎日30回やってから寝るという80代の方が、それをやり始めてからこむらがえりがなくなったそうです。

 自分だけではケアが続かない!という方は、近くの鍼灸マッサージ院を是非ご利用下さい。

ストレッチやマッサージを行なって数分で収まらないもの、毎日のように痛く「足がつる」のは、
思わぬ原因があるかもしれません。プライマリ・ケア内科や内科の受診もおすすめします。